2021年7月末追記:
バーツ安について7月7日に最初に投稿しましたが、その後、7月末現在もバーツ安が続いています。デルタ株で感染拡大が急増していることがその背景と思われます。こちらのThe Nation記事をご参照ください。
対ドルで1ドル=32バーツ台(1円=0.29バーツ)と、1年ぶりのバーツ安になっています。どうやら、コロナ感染拡大と当局の金融政策が背景にあるようです。各国中央銀行はインフレ懸念も浮上する中、金融政策の引き締めについて既に協議しています。
タイでもコロナのアルファ株は抑え込んでいましたが、デルタ株がバンコク中心に急激に感染者を増やしてきていて、飲食店の営業時間制限や酒類販売制限などの措置で、経済は厳しい状態が続いています。反政府デモも続いていますし、バーツ安の要因はいろいろ出て来ています。
こちらのショッキングなニュースも影響したようです。中国製ワクチンは南米チリでも同じ問題が起きていました。タイと同様に、最初は効果が確認されていましたが、変異株(デルタ株)に対して効果が薄かったようです:
タイ保健省は11日、中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)が開発した新型コロナウイルスワクチンを2回接種した医療従事者600人余りが、これまでに新型コロナに感染したと発表した。
更に詳しくは、元記事の⇒日経新聞
こちら、7月12日の記事⇒ロイター通信
感染拡大が収まらないので、その後もバーツ安続いています⇒7月16日ロイター通信