デルタ株の感染拡大でタイも日本も医療崩壊に直面する厳しい状況です。ほんの気休めかもしれませんが、バンコクポストに共有したい明るい記事があり以下要約しました。
元の記事はこちらです ⇒バンコクポスト8月21日記事
「タイのコロナは峠を越したかもしれない!」
CCSAのアピサマイ博士によると、感染状況について以下のような有望な指標があります。
- 新しい感染の数は、もはや急な上昇曲線ではなくなってきている
- 感染症と死亡者の数はほぼ横ばいになっている
- 家庭と地域社会の隔離プログラムが進み、
- より重篤な症状のあるCovid-19患者のために病床が解放されている
- 過去1週間の重症患者の待ち時間が短縮された
インドでデルタ株が発生した際には、拡大が続いた後に急速に減速しました。急減速の前は、日々40万件を超える感染が見られました。そこから推測すると、 タイは最近の23,000件でピークを過ぎたと言えるかもしれません。
Dr Kampanat は、タイの予防接種プログラムは、たしかに多くの問題がありすったもんだしましたが、感染抑制には重要な役割を果たしたと言っています。 現在、人口の4分の1、つまり1,800万人が最初の接種を終えており、ワクチン投与は1日あたり最大50万回の接種に向けて準備を進めています。
しかし、彼はパンデミックが終わっていないことを指摘しました。
- 「上向きのカーブは2〜3か月かかったので、下がる途中でも2〜3か月かかるだろう」と言っています。
- 「曲線が平坦になるまで、感染は19,000から18,000、17,000に減少する可能性があります。」
- 「減少傾向の間に約30万から40万の新しい感染もありうる」
- 「統計によると、死亡者数は2週間後にピークに達するため、この波がようやく終わる前に2,000〜3,000人の死亡者が出る可能性があります。」
以上、私が気になった部分を中心に要約しました。バンコクポストとしては、読者をあまり楽観的にすることが無いよう配慮した記事になっていると感じました。予断は許しませんが、本家インドのデルタ株の発生から落ち着くまでのデータをタイのデルタ株感染の感染拡大に重ねて示してくれた興味深い記事だと思います。