チェンマイ再開に重要な要素である、タイのワクチン調達は、いろいろなゴタゴタがあり、供給の大幅遅れがはっきりしてきたようです。(⇒アストラゼネカは6100万回分の供給が来年5月になると表明)毎日の接種率の伸びがまた鈍ってきているのはそれもあるからのようです。(これまでの1回目の接種では平均1日あたり275,216回でした。7月14日実績は303,036回でした)

→ワクチン調達遅れを避難するバンコク市民→バンコクポスト

プラユット政府は、2021年12月31日までに1億回の投与達成を目標に設定していましたが、この達成のためには年末まで1日あたり508,626回の投与が必要という計算になります。平日も週末も毎日50万回以上必要です。

気になる海外からの観光客受入れ再開については、2021年10月14日までに国境を開くと首相が宣言していました。そのために必要になる5000万回投与が容易でないことをも意味します。

これまでに投与された実績は1016万回のみですが、残りの91日でさらに3983万回の投与が必要な計算です。

ワクチン接種率と、感染者数を睨みながらの各都市の再開になるのでしょうが、いまのところチェンマイをふくむ次のエリアが先に再開予定になっています。

  • Krabi (Koh Phi Phi, Koh Ngai & Railay Beach)
  • Phang Nga (Khao Lak & Ko Yao)
  • Chiang Mai (City and Mae Rim, Mae Taeng & Doi Tao Districts)
  • Chon Buri (Pattaya, Bang Lamung & Sattahip)
  • Buriram (City & Chang Arena)

ワクチン供給や接種が大幅に遅れている今、チェンマイの8月や9月からの再開は絶望的な気がします。しかしそこはタイのことです。感染を低いままに抑えこむか、ウルトラCでワクチン接種が急に進むのか。チェンマイの当局がどうにか帳尻をあわせて一日も早く再開してくれることに期待したいです。

日本とタイのワクチン接種状況比較

アストラゼネカ公式コメント