バンコクポストによるとスリン県知事は、3か月後としていた国の目標より3か月早くコロナをパンデミック指定からエピデミック=風土病指定にする考えのようです。

この情報の元記事⇒バンコクポスト 3/28

スリン県 (タイ東北部の県の一つ)⇒詳細
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以下記事の要約です;

スリン県は、コロナ蔓延の現状をエピデミック=風土病と分類する最初の県となる勢いです。地元当局によると国の目標より3カ月早く、金曜日までにこれを実施したいとしています。

スウォンポン・キティパタラピブーン州知事は「スリン県はタイ保健省のコロナ・ガイドラインに基づき公衆衛生を維持するために住民がよく協力しているので、国の計画よりも前倒しでそうする用意がある」と述べました。

地元では、症例数の0.5%を超えて死亡者が増えないよう、公衆衛生を維持する必要があることを再認識しています。一方、入院率は3%を超えてはならず、住民の70%が少なくとも2回のワクチン接種を受けていなければならない。

スリン県では、12月24日から土曜日までに16,354件の感染と29名の死亡が報告されています。

同県が感染拡大を風土病に指定したのは、コロナ状況管理センター(CCSA)が、11県で1日平均600人以上の感染が報告され、これらの県で感染が増加したことを表すと発表したことによります。

コロナ情報センターは10日、国家伝染病委員会が7月1日からコロナの蔓延を全国的にエピデミック=風土病に分類することを決定し、疾病管理局も同日にそうする見込みであることを明らかにした。

しかし、新たな分類に先立ち、早期の対策がとられることになる。3月12日から来月初めまでは、当局が設定した目標のもと、感染の深刻さは減少する可能性が高いという。

4月から5月にかけては、当局は症例数を抑えなければならず、5月末から6月末にかけては、1日の感染者数を各県で1,000〜2,000人にまで押し下げなければならないとしている。

欧米先進国に見られるコロナの位置付けを変更する機運は日本ではまだ高まっていません。日本はタイに先を越されてしまいました。

これまでコロナは世界大流行しているパンデミック(pandemic)とされています。この世界的大流行は、国による地域差はありますが、おさまりつつあります。

その変化を踏まえて、コロナをエピデミック(epidemic)とみなす動きが世界の趨勢です。エピデミックとは、ある地域で短期的に感染症が流行することをいいます。

日本の国民性もありますが、いまだに世界最強の水際対策を自慢げに続けている日本には早く目を覚まして欲しいものです。