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感染者リバウンドのタイが11月開国を延期しない理由

ここへきてタイの感染者が減らないどころか微増しています。チェンマイの過去一週間を見ても 日本領事館のHPによれば、10月13日から337人、233人 279人 360人(←10月16日)とまったく下がる気配がありません。毎日気にして見ていると不安がつのるばかりですが、それを理由にタイ政府が11月1日の開国を遅らせることは、どうやらなさそうです。

タイの感染者数は日本よりは多いものの、この表にあるように欧米と比べると高くはないからなのです。10万人当り350人のイギリスに比べてタイはわずか89人なのです。

10月14日現在 人口 10万人当り
タイ 6,979万 89.0人
アメリカ 33,100万 171.4人
イギリス 6,788万 354.9人

開国するかしないかの決め手はワクチン接種率のようです。タイのワクチン接種率はまだまだ低いのですが、この先ワクチン接種が進めば感染者数が激減することは、各国のデータを見るとはっきりしているからです。

日本の感染者数が激減したのも、ワクチン接種率が高まった一つの要因は接種がすすんだからのようです。(他にも多くの理由があるはずですが)

⇒NHK記事「感染者数減少なぜ?専門家分析まとめ」

⇒Yahoo記事 「“第5波”はなぜ急激に減少したのか 尾身会長が語った5つの要素」

タイの開国が延期になるとすれば、それは、ワクチン接種が何らかの理由で計画を大幅に下回った場合です。現在のタイと日本接種率は以下の通りです。最近のタイ政府は本腰を入れてワクチン接種を進めているようです。従って、開国が伸びることは無いと考えて良いと思われます。経済が持たないという事情ももちろんありますが。

1回目 2回目 総接種数
タイ 52.60% 35.80% 6,361万回
日本 74.80% 66.10% 17,825万回
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