タイ政府は12月21日、11月から開始した「タイランドパス」による入国方式の新規の受け付けを来年1月4日まで停止すると発表しました。

⇒JETRO・ビジネス短信
日本経済新聞
⇒Yahooニュース

これまでのタイの水際対策は、データ分析結果を重視する保健省とビジネス再開を進めたい観光省の意見を踏まえて、政府が決断するというパターンを繰り返してきました。経済が疲弊していることに加え、ワクチン接種率が高まってゆく今後は、政府はこれまで以上に再開へ前のめりになると見られます。

オミクロンは当初「感染力が高く重症化はしないかもしれない」というのがWHOや南アフリカの専門家の見立でした。ここにきて、それを裏付ける報告が英国をはじめアメリカ等、世界各国から上がりはじめました。

まだまだ結論を出すには早いとはいえ、タイ政府が年明けに積極的な決断をする可能性は高まりつつあると思われます。

また、徹底した水際対策はオミクロンを一定期間は抑える効果はあるものの、タイ国内での流行が始まってしまった場合は、市中感染対策の強化に切り替え水際対策は緩和することもあるはずです。

年明けからタイ旅行を検討するのであれば、オミクロンの動向を注目する必要がありそうです。

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すでにオミクロンは弱毒性と判断して再開を決めたシンガポール 12月27日産経新聞

⇒オミクロンの感染状況・南アフリカの今